2013年9月19日に鶴見区民文化センター サルビアホールに於いて横田滋・早紀江夫妻、石高健次氏、朴斗鎮氏を迎え、北朝鮮情勢や拉致問題の解決についてお話を伺いました。
拉致被害者が一刻も早く帰国出来るように、自分達がどのようなことが出来るのかを考えきっかけとなれば幸いです。
出演者のプロフィール:
【 横田滋・早紀江夫妻 】
横田夫妻 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんのご両親で、1997年にめぐみさんの拉致が発覚した際、実名を出す決断をし、拉致被害家族が共に救出に向けた活動を始める礎となった。
以降救出を訴えるが2002年の小泉訪朝では死亡と伝えられ、2004年には遺骨を渡される。いずれも根拠のない偽の情報であり、北朝鮮が拉致を認めて11年、めぐみさんが拉致されて36年経ついまも全国で講演をするなどめぐみさんの救出のための活動を続けている。
 
【 石高健次氏 】
石高健次氏 1974年朝日放送入社。2011年退社するまで数多くのドキュメンタリー番組を手掛ける。1981年在日コリアンの差別を告発した「ある手紙の問いかけ」でJCJ奨励賞*、1997年横田めぐみさん拉致を突き止め、その経緯と家族達の苦悩を描いた「空白の家族達」で新聞協会賞を受賞。家族会**の設立にも尽力した。
2005年アスベスト健康被害の実態を世に出し社会的問題化のきっかけを作った。
横田夫妻との共著「めぐみへの遺言」(幻冬舎刊、'12.04.20発行)で聞き手を務めた。
現在フリーランスで活躍中。
 *JCJ奨励賞:日本ジャーナリスト会議が毎年、その年のすぐれた言論報道活動に対して贈っている
 **北朝鮮による拉致被害者家族連絡会
 
【 朴斗鎮氏 】
朴斗鎮氏 1941年大阪市生まれ。1966年朝鮮大学校政治経済学部卒業後、朝鮮問題研究所所員として在籍。'68〜'75年まで朝鮮大学校政治経済学部教員を務めた後、(株)ソフトバンクで孫正義氏とともにパチンコ経営企画に携わる。その後、経営コンサルタント、現在、コリア国際研究所所長、デイリーNK顧問。
朝鮮半島問題、在日問題に関して新聞・雑誌に寄稿するほか、テレビ、ラジオのコメンテーターとしても活躍している。
著書に、「北朝鮮 その世襲的個人崇拝思想-キム・イルソンチュチェ思想の歴史と真実」、「朝鮮 総連-その虚像と実像」など